初音ミクの唸り

飽きたらやめます

手記 5/12

数日経ち靄が晴れ動悸が早くなる。恐れていた心理状態の一歩手前に陥っており、衝撃ひとつで心の歯車が噛み合わなくなる気がする。昼は夜に、夜は昼に希望を抱く。暗澹と焦燥感の混じった汗が滲む。梅雨の晴れ間のように、一瞬だけ光が差す。幻やもしれない。藁にも何でも縋りたい思いが光を夢想させるなら、私はまだ生きている。悔やむことを無駄と徹していることが諸刃の剣とならないことを信じて