初音ミクの唸り

飽きたらやめます

さようならホットパンツ女児

火照った太陽も次第に落ち着きを取り戻し、とうとう今年も枯れ木が萌ゆる冷たい季節を迎えようとしている。迎秋。透明に輝くグリーンの重たいドレスは捨ててしまおう。みすぼらしい、不揃いな、虫食い穴だらけの、オレンジ色のワンピースは嘸かし寒いであろう。ならば白い羽衣を纏うといい。冬は仕立て屋さんなのだ。

さようならホットパンツ女児。今年も彼女らは誰よりも美しかった。ホットパンツで登下校する少人数女児集団を見かけた。笑う、はしゃぐ、跳ねる、くすぐりといったスキンシップ。この時ほど永遠を願ったことはなかった。彼女らに来年はない。小麦色の真夏の果実は今その瞬間にしか存在せず、二度と同じ味に出くわすことはない。空間を切り取って額縁に飾りたい、飾りたい。儚く脆く、見上げることのみ許された天上人を愛しく思い、誰にも愛されぬまま、またひとつ歳をとる。

今年の秋は洋服を買いたい。近頃はファッション雑誌に目を通すことがしばしばある。シャツ一枚二万円と記されていたりすると思わず舌を巻いてしまうが、きっとフォアグラやらキャビアを練り込んだ生地でも使っているのだろう。いまいちわからない。挑戦の秋、百戦錬磨の俺は挑むことを惜しまない。先ずは周りから固めていこう。手始めにしまむらで女児ホットパンツを買う。次に女児用ミニスカート。もししまむらで女児用ホットパンツが割引されてるとこ見かけたら教えてください